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イラスト:鈴木ハルナ


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PostHeaderIcon 相談員コラム…自立・自活は自炊から 一人暮らし自炊レシピ①


 社会人の為の自炊教室の話を書いたら、料理が出来る人からは「今さら」と言われ、出来ない人からは「時間かかりそう、無理無理」と言われた。でも、やりたくても出来ない人や挫折した人は絶対に多いし、自炊が自活や自立の第一歩という信念は揺るがない。学生さんや生活保護受給者だけで無く、男女問わず、いつだって誰だって何歳だって自炊が出来れば人生が開ける。

 と言うわけで、思いついたレシピを紹介する。別に料理の専門家では無いので、自己流はご容赦願いたい。一番簡単なのは、ごはん、味噌汁、おかずの定番だが、今回は誰でも好きなカレー、ラーメン、お寿司を取り上げる。

 まず、用意して欲しい物がある。それは計量カップだ。百均で売っている1000mℓのプラスティクの物で充分だ。なぜ必要か。まずカレーやラーメンをルーやスープから作る人はよほどのこだわりのある自炊上級者で、ほとんどの人は市販のルーやインスタント麺を使う。これを美味しく作るのに一番大事なのは、水の量である。実はメーカーの担当者が「微妙な味の調整をして、蒸発も考えちょうど良い水分量を計算しているのでこれだけは守って欲しい」と言っていた。よく、インスタントはまずいと言われるが、良く聞くと適当に水を入れている事が多い。逆に言うと、水分量さえ守れば中身は何でも美味しくできる。

 実際、カレーの中身を定番の豚肉、タマネギ、ジャガイモ、にんじんの組み合わせでなく、挽肉、タマネギ、なす、エリンギの組み合わせとしても良いし、シーフードや根菜をいれてもおいしい。ただ、水の量だけキチンと計量カップで計れば、中身が何であれ、多少具材が多くても少なくてもまず失敗はない。これだけでもカレーのレパートリーが増える。

 費用を計算すると、カレールーは大体一箱10皿分で140円ぐらいなので半量の5皿分で作ると70円、お肉は鶏肉のもも肉一枚約200円、野菜はカレーセット(タマネギ一個、にんじん1本、ジャガイモ2個、ニンニク一かけ)が150円、これにブナシメジ60円を入れて、一皿当たり96円となる。ただ、これを食べきるのもちょっと工夫が要る。

 自炊の大敵は「飽き」である。好きなものでも、1度に沢山作り毎日続くともう見たくないほど嫌いになることもある。上記のカレーもごはんにかけるだけ5回も続くとイヤになる。もちろん冷凍にしておく手もあるが、良くやるのが、カレーうどんとカレースープ、ドライカレーだ。残ったカレーの進化形活用法である。

 カレーうどんは残り物のカレーに同量の水を加え、和風だしと醤油を適当に加える。具が少ないときは油揚げを入れると美味しい。これにうどんの玉を入れて煮込み、最後にたっぷりの青ネギをのせる。カレーの翌日の昼ご飯になる事が多い。

 カレースープは同じく残り物カレーに同量の水とコンソメを入れ、味をととのえる。これにこんがり焼いたパンを添えればできあがりだ。付けて食べればなお美味しい。

 究極の残り物カレーの活用法は、なべに残った少量のカレーにごはんを入れて火にかけながら、ごはんでカレーをこそぎとる様にかき混ぜる。これを皿に取り、上に半熟の目玉焼きをのせる。目玉焼きに醤油派とソース派があるが、どちらでも結構、カレーの足りない味を補えば美味しいドライカレーが出来る。

 自炊すればカレーひとつ取っても、レトルトカレーでは味わえない広がりがある。次回は調子に乗って。ラーメン、お寿司編を紹介する。

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